岩手の山100座 94座目・貝吹岳 かいぶきだけ 992m
上の写真の中央が、国見温泉より望む貝吹岳です。国道46号線を盛岡市から秋田方向、西へ進み、
岩手県雫石町・道の駅“雫石あねっこ”の向い側の旧秋田街道入口へ左折して、坂本川沿いの林道に入ります。
この林道は、砂利道で、
道幅は車一台分しかなく、凹凸甚だしく、道を踏み外すと崖下の川に転落しそうな厳しい道路状況で、慎重なのろのろ運転に始終しました。道路直下の谷、今にも崩れそうな崖、出だし早々から心細くなりましたが、意を決して進みました。
4kmほど進んだところで崖崩れのため、行き止まりとなって引返すことになりました。
4kmですと国道でしたら5分位で着くところ、この林道では30分も掛ってしまいました。
往復で1時間のロスタイムとなりました。しかし、紅葉間近の木々に慰められました。林道の異常事態発生のため、今度は予定を変更して、同じ雫石町の国見温泉から登ることにしました。
旅館の帳場に登山口を聞きに行きました。創業200年の旅館のご主人夫妻が丁度居合わせて、分かり易く教えてくれました。おまけに熊がよく出るから大きな声で歌を歌いながら登りなさい、一人ですか?危ないですね、この間は道に迷って行方不明になった人がいます。気をつけていってらっしゃい、と言われまたまた心細くなりました。3年前ここ国見温泉で、親子熊に遭ったことがあります。離れていましたので、襲われることはありませんでした。しかし、今度は目の前に現れ襲われるかも知れないと思うと、熊の出没が現実味をおびて来て嫌な感じが拭えませんでした。歌は用意してきませんでしたので、往きも帰りも用意して来た笛を吹き吹き歩きました。そのお陰でしょうか熊に遭わないで無事に済みました。人にも一人も会いませんでした。
上の写真は、頂上近くから見た貝吹岳です。中央上方に向って登山道も見えます。朝8時30分に盛岡市の自宅を自動車で出発して、頂上に着いたのは、午後1時でした。往きの片道は、自動車1時間20分、道路崩壊ロスタイム1時間、登山歩行時間1時間40分、休憩と準備時間30分、片道合計4時間30分掛りました。
左の写真は頂上の標識です。頂上は、広くありませんでしたが、全方位見渡せて素晴らしい。しかし、頂上直下に大きなソーラー板のような鉄塔が向かい合わせに立っていて、駒ヶ岳縦走コース方向の風景が遮られていました。曇天の晴れという感じでまあまあの天気でした。眺望は、東西南北360度の展望で眺望絶佳でした。
眼前に秋田駒ヶ岳が聳え立ち、連なる湯森山、笊森山、三角山、高倉山、その東に岩手山と鞍掛山、姫神山、目を転ずると、志和三山、和賀山塊が眺望された。
又、田沢湖や仙北平野の一部、国見温泉も見えました。
下山後、国見温泉に戻り、旅館のご主人夫妻にお礼のご挨拶をして、温泉で汗を流しました。この温泉の湯の色はエメラルドグリーンです。こんな綺麗で珍しい湯の色ははじめてのような気がします。また、ここの湯は飲めるそうで、掛け流しの湧出口のところにコップが置いてありましたので、飲んでみました。少ししょっぱくてにがい味でした。胃に効くのかと思ったら、身体のどこにもよいそうです。頭もよくなるでしょう。
2008.10.06
ライター&
フォト:Jean-Paul Aikawa ジャン-ポール アイカワ
ナナカマドの赤い実
彫刻のような裸木。芸術的でひときわ目立っていました。バレエを踊っているように見えませんか?
“古くからの県境石碑”が、岩手県と秋田県の県境の稜線にあります。
2008.10.06
ライター&フォト:Jean-Paul Aikawa ジャン-ポール アイカワ
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