
Mパン店の“カレーパン(左)”とハンバーガー
孫が見る「アンパンマン」の作者、89歳の“やなせたかし”は、アンパンマンが活躍するだけでは物語が行き詰ってしまい、それで「ショクパンマン」を出して、アンパンマンの仲間にしたそうです。その次に「カレーパンマン」のキャラクターを出しました。腰痛治療の通り道にパン屋があって、そこの美味しいカレーパンが好きになって、ようし、カレーパンで行こうということになったそうです。
さて、食パンは朝食に食べることもあり、アンパンもたまに食べるけれど、カレーパンはあまり食べていません。、どんな形で、どんな味でしたでしょうか?、む…?、考えているより実食した方が早い。普段、調理パンは敬遠しているのですが、“やなせたかし”さんが好きになったというので、カレーパンに興味が湧いてきて、カレーパンを食べてみることにしました。近くにある人気のパン屋さん2店、今日はMパン店にして、次回はPパン店にしょう。Mパン店に行くと、カレーパンが直ぐ見つかりました。ラグビーボールを少し平らにした形で、焼き立てではなく揚げたてで香ばしい香りがしていました。カレーパンマンとアンパンマンにしようかと思いましたが、この間“あんパン”は、銀座木村屋の美味しいあんパンを食べましたので、今日は、カレーパンとハンバーガーにしました。カレーパンをかじると、あんパンのアンコのように、カレーパンの真ん中にカレーが入っていました。カレーパン生地の硬さが丁度よかった。あまり硬いとカレーが飛び出して食べにくいだろうし、柔らかいと生地がカレーを吸い込んで、ペチョペチョなってしまうでしょう。パン生地もカレーの濃さもほどよい出来栄えでした。
銀座木村屋のあんパンは、明治の始めに、創業者が日本で初めてあんパンを考案、発売し、以来100年以上続いているだけあって、時々食べたい逸品です。あんパン考案もさすがですが、アンパンマン登場も作者が今89歳でさすがです。
パンの味で思い出すのは。パリ・オペラ座近くの四辻の角の店に人だかりがありました。覗いてみるとパン屋でした。その店のフレンチサンドの味が忘れられません。味、ボリューム共に満点でした。
「アンパンマン」の作者、89歳の漫画家“やなせたかし”は、5歳のとき父を亡くし、母親が再婚のため、小学校2年生のとき母と別れ伯父の家に預けられたそうです。成年になると、召集され中国への派兵も経験しています。“やなせたかし”は「人間がもっとも苦しいのは空腹と飢えなのだ」と云っています。また、70歳を過ぎるまで漫画家としての代表作のなかったという“やなせたかし”は、こんなことも云っています「手塚治や石森章太郎のような天才がひしめいていた当時の漫画界に、ぼくが座る椅子はありませんでした。それを承知で満員電車に乗り込み、あきらめて途中下車せずに立ち続けていたら、あるとき目の前に席が空いた。70歳過ぎてアンパンマンがヒットしたことを、僕はそんな風にとらえています。人生は椅子とりゲームのようなところもあるのです」と。89歳になっても、アンパンマンを描くほか、作詞作曲、CD出したり、コンサートしたり、オイドル(老人アイドル)を実感している今日この頃なそうです。“やなせたかし”は、幼い頃から辛く悲しい、辛酸を舐めたことでしょう。それだけによい晩節で拍手喝采です。よい晩節でありたいものです。
2008.12.05
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ライター&フォト:Jean-Paul Aikawa ジャン-ポール アイカワ
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