「富豪と文豪」 ライター:Jean-Paul Aikawa ジャン-ポール アイカワ
Forbes(日本語版)6月号に“世界の億万長者”の番付が載っていました。13年連続でトップだったビル・ゲイツ(米)が3位に後退したそうです。代わって首位に輝いたのは長らく2位に甘んじていたウォーレン・バフェット(米)です。バフェットの純資産額は6兆2000億円、3位・ビル・ゲイツの純資産額は5兆8000億円、何と物凄い富豪ですね。世界一裕福な女性は17位・リリアンヌ・ベッタンクール(仏)2兆2900億円です。日本人では森章が最高で124位・7500億円でした。純資産10億ドル(1000億円)以上のビリオネア(億万長者・大富豪)の総数は1125人です。このうち国別では、アメリカのビリオネアは469人、2番手に急浮上したのはロシアで87人、日本のビリオネアは前回と同じ24人。日本は、前々回まで20年連続でアジアの首位の座にあったそうですが、今回は、経済発展が著しい、インド(53人)だけでなく、中国(42人)、香港(26人)にも抜かれました。
欧米では、慈善活動に携わることが成功者の美徳とされる慣習があるようでして、バフェットもゲイツもベッタンクールも皆、医療、教育、福祉、文化、人道、途上国助成等、慈善事業に熱心なことには心を打たれます。バフェットは資産の85%を慈善財団に寄付すると発表しているそうですし、その資産とは裏腹に生活は質素で、極めて安い住宅を購入し年10万ドルで暮らしているというから、頭が下がります。ゲイツも、一般旅客機に乗るときは必ずエコノミークラスに座っているそうですし、ピザやハンバーガーといったファースト・フードが好物なそうです。庶民的で親近感がもたれます。但し、自家用ジェット機、ポルシェ、レクサス他多数所有。現在、資産は主に“ビル&メリンダ・ゲイツ財団”に順次寄付されていく予定と発表しているそうです。死後の遺産のすべてもこの慈善財団に寄付し、死後50年以内に財団の資産を慈善事業に使い切って活動を終えるとしています。日本人最高のビリオネア・森章の慈善活動は全く聞こえてきませんね。どうしたことでしょう。
“富豪”と“文豪”どちらがよいか?突然、話が横道にそれてすみませんが、名前の話です。富豪(とみひで)、文豪(ふみひで)という名前です。筆者は文才を授けられないで、文豪(ふみひで)という名前をつけられました。中学生の頃、名前ゆえに自分は小説家にならなければならないのだと思い込み、その上、書くことが苦手で大変悩みました。それでも、くそ真面目に、小説を書こうと書き出しましたが、紙一枚書いて後が続かないのです。内容も人に見せられるようなものではありませんで、捨てました。富豪(とみひで)の方ですが、親からは“武士は食わねど高楊枝”と金銭に浅ましくしないよう言われてきましたので、富豪に成ろうともせず、無駄遣いばかりしてきました。今度生まれてきたときは、富豪(とみひで)と命名してもらい、上記の方々のようなビリオネアに成って慈善事業をしてお役に立ちたいものですね。世界の長者番付を見ていると富豪(とみひで)の名前も好きになってきましたよ。金山さん、金原さん、男の子が生れたら富豪(とみひで)と命名して、ビリオネアを目指すよう仕向けては如何でしょうか。
ウォーレン・バフェット(77歳)…アメリカの著名な株式投資家、経営者、慈善家。世界最大の投資持株会社バークシャー・ハサウェイ最高経営責任者
ビル・ゲイツ(52歳)…ご存じマイクロソフト社会長、ビル&メリンダ・ゲイツ財団会長
リリアンヌ・ベッタンクール(85歳)…世界最大の化粧品会社ロレアル創業者の娘、同社大株主、慈善家
森 章(71歳)…日本の実業家、森トラストホールディング社長、日本有数の資産家。
2008.05.31
ライター:Jean-Paul Aikawa ジャン-ポール アイカワ
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