映画

映画「風と共に去りぬ」

破局の最後に発する男性主人公レット・バトラー(クラーク・ケーブル)の喋りが圧倒的に格好よくも哀しい「俺の知ったことかい」、ヒロイン・スカーレットの問い「これから私どうしたらいいの?」に対するレット最後の去り際の捨てゼリフである。

古い映画である。1939年(昭和14年)製作、日本公開は1952年(昭和27年)である。70年前でありながら、制作費600万ドル、テクニカラー総天然色で、上映時間4時間に及ぶ大作でアカデミー賞の多くの部門を受賞し空前のヒットを記録したというこの作品は、不朽の名作といわれている。確かに70年経った今も、ピピアン・リーの美貌も、クラーク・ケーブルの男前も色褪せていない。

南北戦争下のジョージア州アトランタ市を背景に気性の激しい南部の女、スカーレット・オハラの半生と彼女を取り巻く人々を描いたマーガレット・ミッチェルの小説が原作である。南北戦争もどこの国の戦争も、争いはいつもいたましい。分かり合えない男と女の争いも又いたましい。

clock2009.12.07 penライター:Jean-Paul  Aikawa ジャン-ポール アイカワ

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デルス・ウザーラ

ソ連 1975年作 bshi

監督 黒澤明/出演 マキシム・ムンズク(デルス・ウザーラ)、ユーリー・サローミン(アルセーニエフ)ほか

アメリカ映画会社とトラブルとなり、自殺未遂の悲劇で黒澤ももうここまでか、といわれていた後、当時の社会主義国・ソ連から監督依頼の話がまい込む幸運があった。黒澤は、若い頃読んだアルセーニエフの「デルス・ウザーラ」を提案し話がまとまった。黒澤が捲土重来を期して取り組んだ大作である。

動物と木と草を人間と同格に尊び扱い、家族も家も持たないで、一人極寒の密林で生きる老猟師デルス・ウザーラと、極東シベリアを探検調査するロシア軍の隊長アルセーニエフとの二人の心の交流と行動を描出している。その友情は、極寒の自然の死にも至る厳しい行動の中で生れたものである。自然と文明の対比も鮮やかである。主人公・老猟師の結末は、盗賊に猟銃を奪われ殺される。もう少し綺麗な死に方をさせてやりたかったが、これもソ連プロレタリアリアリズムが許さなかったのかもしれない。

clock2008.12.08 penライター:Jean-Paul  Aikawa ジャン-ポール アイカワ

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小津安二郎 「東京暮色」   

movie「東京暮色」  1957年(昭和32年) 松竹  bshi                       bell監督:小津安二郎  ring出演:原節子 有馬稲子 山田五十鈴 笠智衆

memo黒澤明と日本映画監督の双璧をなす小津安二郎。その小津安二郎の古い映画「東京暮色」を見ました。小津の作品を見た後は、必ず、哀切な余韻が残ります。「東京暮色」も切ない余韻が残りました。妻に出奔された銀行員の、父・笠智衆の不運を恨むこともなく、とつとつと坦々と生きる様に、諦念に似た共感を覚えます。その長女、原節子は大学勤めの夫に不満を抱き、実家の父・笠智衆のもとへ逗留しています。次女有馬稲子は自分の出生に懐疑を抱くうえ、恋愛にも破れ事故死します。笠智衆の妻であり、原節子、有馬稲子の母である山田五十鈴は、北海道へ去ります。原節子は自分の子のために、夫の下で出直します。最後に、一人になった父笠智衆の姿は、淋しくも今までと変わらないとつとつ坦々としていますが、侘しさが漂います。笠智衆が渋くていい。原節子の大和撫子の美しさ、有馬稲子の現代っ子風の危うい可愛さ、山田五十鈴の少し崩れながらも芯のある女の姿、皆それぞれに個性が出ていてよかったですよ。皆、真摯なはきはきした口調に好感が持たれました。過酷なまでの無常観が滲み出て哀れでしたが、互いに温かく包み合う姿はほのぼのと心を潤してくれます。これが小津安二郎の真骨頂でありましょう。かつて、戦前の作品「生れてはみたけれど(1937年、昭和7年)」、戦後の作品「麦秋(1951年、昭和26年)、「東京物語(1952年、昭和28年)」等を見ましたが、庶民の現実の生活をしっかりと捉え、人間の無常観が滲み出ていました。西洋の乾燥し切った「ニヒル」と違う、少し温かい日本的な「無」とでも謂いましょうか、そんなものが体感されました。淋しいながらも温かい世界でした。

clock2008.09.13. penライター:Jean-Paul  Aikawa ジャン-ポール アイカワ

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映画 「ヒトラー ~最後の12日間~」 Bshi

movie独・伊・墺/2004年/字幕                                          movie監督 オリヴァー・ヒルシュビーゲル 出演 ブル-ノ・ガンツ(ヒトラー) アレクサンドラ・マリア・ララ(ヒトラーの秘書・ユング) ユリアーネ・ ケーラー(ヒトラー夫人) 他

shadow1,945年4月、ベルリン陥落直前における、独裁者アドルフ・ヒトラーと総統官邸の人たちの人間的な面と戦時下の異様な様相が、総統地下壕を舞台にリアルに撮られているドキュメンタリー風な戦争映画でした。「ヒトラー最後の12日間」ということは、ヒトラーの自殺が1945.4.30ですので、4月30日を遡ること12日間ということになりましょうか。しかし、この映画では、ヒトラーが自決した後、総統官邸から逃げる人たちが自害する様子や敵兵の陵辱から逃れようとする女性の姿も生々しく描かれています。また、ヒトラーの秘書であった実在の晩年のトラウドゥル・ユング女史本人が映画の最後に現れ「ヒトラーが怪物だったことを後で知った」と語っています。ということはヒトラーは、周りの女性には優しく人間的だったのしょうか。ヒトラーは、学校では成績不良で友達もなく、、家庭生活の団欒の楽しみも知ることなく、個人生活の内容は恵まれなかったそうですが、目標達成の緻密な策略と聴衆を酔わせる演説の才能を持っていたといわれます。この映画では、極悪人とされてきた独裁者ヒトラーを人間的に描いたため、強い批判もあったり好評もあったりで、結果として大ヒット作となったそうです。                                                       ベルリン陥落の際、ベルリンではナチスドイツ軍、ソ連軍合せて戦死者は約25万人、戦傷者は約50万人、民間人死者は15万人余に達しています。ソ連軍のドイツ人への報復は激烈を極めました。ベルリンの女性10万人が強姦され、強姦された10万人のうち1万人が自決したり死亡し、1万が性病に罹ったとされています。これはベルリンだけの話ではなくて、占領されたドイツの多くの町や村で婦女子が犠牲になりました。「ブロンドの娘をさらえ、それは諸君の戦利品だ!」とソ連軍は赤軍兵士を煽ったというのです。                                                             戦争は恐ろしい。戦争は平和を破る罪であり、悪であります。もし、第三次世界大戦が起こって、世界の列強が死闘を尽くして戦えば、大量殺戮兵器により、人類全体の滅亡が避けられないのではないか、と考えられています。人類は今や、永久の平和か、滅亡かの岐路に立たされているといっても過言ではないでしょう。今も世界では争いや戦闘が日常茶飯事です。今の平和な日本に住んでいると考えられないことですが、ある日突然、地震や台風のように戦争が襲ってくるかも知れません。不戦について、我われや世界の人々は、いったい何をしたらよいのでしょうか。

clock2008.09.03 penライター:Jean-Paul  Aikawa ジャン-ポール アイカワ     

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映画「暴行」

「暴行」  BS2   

   1964年 米  監督=マーチン・リット/出演=ポール・ニューマン ローレンス・ハーヴェイ グレア・ブルームほか

ポール・ニューマンが出ていましたので観ました。モノクロ映像が黒澤明の映画みたいだなぁ~と見ていました。映画が進めば進むほど、話もアクションも黒澤的なのです。後で分かったのですが、この映画は、黒澤「羅生門」のアメリカ版なそうです。演劇的な感じを受けましたが、面白かったですよ。 映画「ハスラー」で非情な勝負の世界で生きる男を演じたポール・ニューマンでしたが、また違った味わいでいけました。

※筆者が見たポール・ニューマンの映画

  • 「ハスラー」(1961年)
  • 「明日に向って撃て」(1969年)
  • 「タワーリング・インフェルノ」(1974年)
  • 「評決」(1982年)
  • 「ハスラー2」(1986年)

※ポール・ニューマン(Paul Newman1925年~アメリカの俳優3度のアカデミー賞受賞初めとして数多くの受賞歴を持つ。また、食品製造会社「ニューマンズ・オウン」の設立者であり、1982年の設立以降挙げた純利益22千万ドルを全額寄付。その他レーサー、政治運動家としても多くの功績を残す。1950年代以降半世紀以上にわたり第一線で活躍する人物。

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映画「スーパーの女」 

「スーパーの女」  BS2  

1996

年  監督・脚本=伊丹十三/出演=宮本信子 津川雅彦 三宅裕司

小堺一機 伊藤四朗

伊丹十三監督作品は、大方のものを見ていますが、この作品はまだ見ていなかっ

たので見ました。12年前の映画ですが、今とり沙汰されている偽装表示や

様々な偽りが、スーパーを舞台に取り上げていることは見事でした。

社会派といわれる所以でしょう。

スーパー大好き主婦が幼馴染の経営するダメなスーパーマーケットを立て直して

いくという、コメディタッチのストーリーでしたが、後半には、精肉部のチーフと

店長が店の肉を持ち出して盗んで逃げるところを、暗い店内で捕まえようと

追い回したり、トラックのカーチェイスシーン(車の追っかけ)もあり

アクション映画の要素も併せ持っていました。

また、スーパーマーケットで◇輸入牛を和牛として売る◇輸入牛と和牛を混ぜる

◇売れ残りの食品をパックし直して新しい日付で売る(通称:リパック)

◇前日の売れ残った惣菜を翌日の弁当に入れる◇生産地の偽装

◇変色した肉を赤い蛍光灯でごまかす、などといった、悪い体質が暴露され、

この映画による影響で改善されたスーパーマーケットも数多くあったといわれて

いるそうです。

※筆者が観た伊丹十三監督作品

「お葬式」(1984年) 「タンポポ」(1985年) 「マルサの女(注1)」(1987年)

「マルサの女2」(1988年) 「あげまん(注2)」(1990年)

「ミンボーの女(注3)」(1992年) 「スーパーの女」(1996年)

「マルタイの女(注4)」(1997年) 

※観てない映画⇒「大病人」(1993年)「静かな生活」(1995年)

(注1)“マルサ”とは強制調査権限を持つ国税局査察官の通称。

(注2)“あげまん・さげまん”とは、①芸人などの隠語で、

運気が上向くこと(あげまん)もしくは下降すること(さげまん)。

また、その状態を指す。「まん」は潮目・運気の意。②俗語で

肉体関係を持つ相手の男の運をあげる女性(あげまん)

もしくはさげる女性(さげまん)。①の「まん」を女性性器の

俗称の略と誤解したところから生まれた。あげまん(映画)は

②の意味として広まった。

(注3)“ミンボー (民暴) ”とはヤクザの民事介入暴力。

     ミンボー(民暴)を専門とする女弁護士が主役。

(注4)“マルタイ”とは警察用語で捜査や護衛の対象になる人間を指し、

映画“マルタイの女”では、護衛対象者を指す。“ミンボーの女”

公開後の、伊丹へ対する山口組系後藤組構成員による襲撃事件

で、自身が“マルタイ”になった経験がヒントになったようです。

※伊丹十三(いたみ じゅうぞう/1933年~1997年)/映画監督/身長183cm

前歴は、俳優・エッセイスト・ドキュメンタリー作家・CM作家・イラストレーター・

商業デザイナーと多才である。戦前の映画監督の伊丹万作は父。

女優の宮本信子は二人目の妻。俳優の池内万作は息子。

ノーベル賞作家の大江健三郎は義弟。51歳のとき「お葬式」で

監督デビューし日本アカデミー賞を受賞。「ミンボーの女」では、

市民が勇気を持って賢く行動すれば、暴力団は負けることを描いたため、

伊丹は5人組の暴力団に刃物で全治3ヶ月の重症を負わせられた。

不倫疑惑が取り沙汰されたことに対して「死をもって潔白を証明する」と

マンションから投身自殺を遂げた。また料理通としても知られていた。

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映画「太平洋ひとりぼっち」 

今月の映画
 「太平洋ひとりぼっち」  BS11  追悼番組?

1963

年 日活 

監督=市川崑/出演=石原裕次郎 浅丘ルリ子

 森雅之 田中絹代

ヨットマン・堀江健一(69)が弱冠22歳のとき、小型ヨット

“マーメイド号”を駆けて94日間の太平洋横断を成功

させました。その同名の手記を原作にして、市川崑が

演出した青春冒険映画です。45年前の映画で前にも

見たことがあり、あまりにも知れ渡っているアドベンチャー

でもあるので、一人航海中の台風や鮫との遭遇、

水や食料が腐ったりのスリルやハプニングも、

固唾を飲む面白さで引き寄せられるまでには

いきませんでした。しかし、両親が終始、航海に

大反対で、成功して帰ってきても、両親はひとつも

喜ばず、会見で息子が迷惑掛けたと詫びているのが、

妙にリアリティに溢れていてよかったですね。

そういえば、市川監督はつい先日亡くなりましたね。

記録映画「東京オリンピック」を作った監督でもありますが、

亡くなった日ニュースで、岸恵子と吉永小百合が

「市川先生はモダンでダンディな方でした」と口を揃えて

いっていました。90歳になっても映画を創っていたそうです。

※市川崑/映画監督

1916年~2008年。三重県出身。48(昭和23)年

に監督デビュー。「ビルマの竪琴」「野火」など

文芸作品の映画化に成功。65年の「東京オリン

ピック」でテクニックと実験精神を発揮し、カンヌ

映画祭特別賞を受賞。その後も、「股旅」「細雪」

「四十七人の刺客」などを手掛け、晩年まで

精力的に活動した。

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映画 「Ray/レイ」 

今月の映画
「Ray/レイ」  TV・BS2 

2004年製作 

(

)テーラー・ハックフォード

(

)ジェイミー・フォックス:この映画により

アカデミー主演男優賞受賞

盲目の歌手・ピアニスト・レイ・チャールズの伝記映画。

Rayの青年期までの悲惨な体験と、盲目で目が見えない・

麻薬に溺れ・女に溺れ、長じての成功者。

これの落差(上昇差?)は一体何でしょう。

幸福なのでしょうか。不幸なのでしょうか。

それはRay自身で考えることなのでしょうが、

他者から見ると超一流人は皆、幸・不幸を超越している

凄まじいものがありますね。歌は何処かへ飛んで行って

しまった感じでした。アメリカンドリームと一言では

片付けられない不幸と名声の極限を見ました。
※Ray Charles/レイ・チャールズ

1931年~2004年。アメリカ南部ジョージア州出身。

緑内障が悪化して7歳で視力を失った。

その後盲学校に入学。15歳までに両親を無くし、

苦難の少年時代を送る。 リズム・アンド・ブルースや、

ゴスペル/黒人霊歌ジャズなど、黒人である

自らのルーツを遡っていくような音楽活動の中で、

自分の魂を歌うという「ソウルミュージック」の形を

自らで実証し、「ソウルの神様」と呼ばれるほど、

その方面でのカリスマとなった。また、彼独特の、

満面の笑みで、体をのけぞらせて、ゆらしながら

歌う姿は、非常に印象的であった。黒人音楽の

エンターテイナーの先駆的存在だったが、

それだけでなく、エルビス・プレスリーや

ビートルズらの白人音楽家に大きな影響を

与えたという。

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映画 「愛妻物語」 

「愛妻物語」  

1951

年 大映京都  

監督・脚本=新藤兼人/

出演=乙羽信子 宇野重吉ほか

新藤兼人(映画監督・シナリオライター/文化勲章受賞者)

の最初の奥さんである久慈孝子は、岩手県出身で盛岡の

女学校を出て小学校の教師をしてから、上京して

新興キネマ東京撮影所のスクリプター(撮影の記録係)

1号となったそうです。その久慈さんを新藤兼人は

孝子と呼び捨てにしないのです。久慈さんと呼んでいます。

後年、3番目の妻になった乙羽信子のことも乙羽さんと

呼んでいます。その久慈さんは、結婚4年目に吐血し

洗面器一杯の血を何度も吐いて、結核で3か月間の

闘病もむなしく、戦前の昭和18年に、27歳という若さで

あっという間に死んでいったそうです。久慈さんがいな

かったら、いまシナリオも書かず、映画も撮っていなかった

だろうと新藤兼人は述懐しています。

半人前のシナリオライターである新藤兼人を絶望の淵から

救ってくれたり、スクリプターとして働いて稼いで勉強に

専念させてくれたり、110時間以上、1年半かけて

「近代戯曲全集」43巻と「世界戯曲全集」をあわせ80

に及ぶ世界の名作戯曲を精読させてくれた。

今の自分をつくってくれたのは、久慈さんだという恩義の

思いが新藤の頭から離れません。

売れないシナリオライターの夫を支え、亡くなる妻を

描いた「愛妻物語」の内容は、久慈さんと新藤との生活で、

ほぼ事実なそうでして、久慈さんへのレクイエムとして

シナリオを書き映画にしたそうです。

久慈さんの次の、2番目の奥さんは亡くなるまで、

乙羽信子のもとから帰ってこない、新藤のいない家庭を

27

年間守り子供を育て、苦労をしたそうです。

久慈さんも長生きしていたら、「愛妻物語」どころか、

同じ苦労をさせられたのでしょうか。

新藤兼人は95歳になった今でも「人間は死ぬまで

仕事です」と映画を創っているようです。

実は、「愛妻物語」をまだ観ていないのですが、岩手出身

の盛岡の女学校を出た久慈孝子さんをモデルにした

この映画を観たいと思っています。

※新藤兼人/映画監督・シナリオライター

1912年、広島生まれ。34年新興キネマ現像部

に入り、美術部を経てシナリオライターに。

50年に吉村公三郎、殿山泰司らと独立プロダクション「近代映画協会」設立。51年『愛妻物語』で

監督デビュー。61年『裸の島』がモスクワ国際映画祭グランプリ受賞。2002年文化勲章受章。

主な監督作品に『原爆の子』『鬼婆』『北斎漫画』『濹東綺譚』『午後の遺言状』『ふくろう』など。

著書に『愛妻記』(岩波現代文庫)ほか多数。

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